0120-92-8421フリーダイヤル LINE 予約前の注意事項 WEB予約
【診療時間】8:30~18:00 【休診日】水・日・祝 ※土曜は8:30~17:00

ブログ

お子さんの歯 豆知識

よく咬むことの効果はこんなにあります!

食べこぼしや、丸飲み、食わず嫌いなど、、

食べるのが上手じゃないお子さんが心配になってしまうお母さんは多いと思います

 

今回は、「しっかり咬んで食べるとこんなにいいことがあるんですよ!」

ということを是非お伝えしたいと思います

 

 

「食べるのが上手じゃないんです」そんな相談を受けたとき歯科では、

・歯並び・ムシ歯・口の中にできものなどの問題が無いかどうか。

・歯が生えるのがゆっくりなタイプのお子さんに、無理な離乳を進めていないか。

などの確認を行います。

 

それらに問題がなかった場合でも、

できないのではなく、できるけどしないという心理的な原因も多いです。

心理的な原因の場合は、
・空腹感を作ること
・あまり食事を急かさないこと
・嫌いなものを無理強いしないこと

などを試してみると改善することがあります

 

これは余談でですが…

馬って草を食べますよね

でも草はあまり栄養が無いので、
必要な養分を摂るに1日のうち16時間もの間、草を食べ続けなければならないんだそうです。

それが競走馬の場合、ずーっと草を食べてたら仕事にならないですよね

だから栄養価の高い配合飼料を混ぜて与えるらしいんです。

すると必要な栄養分だけだったらすぐ食べ終わってしまいます。

食事に割かれる時間が減って万々歳!

かと思いきや…実はそうでもないんだそうです。

食事の時間が短いと競走馬もイライラしちゃうんだそうです!

 

そこで、直ぐに食べ終わらないように

わざとエサをネットの中に入れたり、エサの中に石を混ぜたりして、
早食いにならないようにしてるんだそうですよ!

わざわざ食べにくくして早食いにならないようにして、ストレスを減らしているなんて、面白いですよね。

人も動物も同じで、食事は楽しみの一つですし、咬むことが心にも作用するんですね

 

 

 

 

 

その他に、しっかり咬んで食べるのが良い理由として、

ダイエットに興味のある方は、よく咬んで食べると、満腹中枢が刺激されて

少ない食事の量でも、脳が「もうお腹一杯!」という信号を出してくれるので、

食べ過ぎを防止してくれる事を知ってる方も多いと思います

 

それだけではなく、消化もよくなり、胃腸の負担も減らすことができます。

さらに、胃酸には消毒の働きもあるのですが、、

そのことで、とっておきの話があります

 

敗戦後の昭和21年、中国から日本に引き揚げる際、現地では毎年コレラが流行っていたんだそうです。

もし帰りの船の中でコレラが流行ってしまったら大参事になってしまいますよね。

その時も現地ではコレラによる死者も出ていたそうですが、

船には消毒薬もなく、船内でコレラが大発生しかねないという緊迫した状況で、

一人の軍医の先生が苦肉の策を打ちました。

それが、

「よく噛んで食べること」

たったこれだけだったそうです

 

船に乗っている全員が、何がなんでも日本に帰りたい!という強い思いがあったので

誰もがその教えをしっかり守ったんだそうです。

そして、一人も感染者を出すことなく日本まで帰って来ることができたんだそうです!

 

この話には、本当に驚きました!

よく咬んで、しっかり胃酸と混ぜることで、食べ物が消毒され、

免疫機能に大きく関係している腸にも負担をかけなかった事が良かったのだと思います。

 

普段の食事でも、早食いや水やお茶で流し込んだりしないことが大事だということを
伝えてくれるエピソードですね

 

 

ちなみに、食事の際は、一口20回位咬んで食べることをお勧めしています!
先生によっては30回をお勧めされている方もいらっしゃります。

 

この位咬むと、ご飯のデンプンが唾液の中の酵素で分解されて麦芽糖になって
ご飯の美味しい甘味も感じられるので、試してみてください。

 

 

 

他にも、よく咬む頭が良くなるという報告もあります。

 

九州のとある小学校でこんな面白い比較をしてみたんだそうです。

4年生464人中
健康で 体格・栄養状態・知能テストが平均的で
・ムシ歯が3本以上ある子
・歯垢が沢山ついていて歯肉炎がある子
40人ずつ選び出して
AクラスとBクラスに分けたんだそうです。

で、
Aクラスには
ムシ歯を治してちゃんと咬めるようにして
食事の前後はうがいをし
授業中は姿勢をよくし
間食はさせず空腹を作るように指導し
昼ごはんは食べ物がドロドロになるまでしっかり咬むよう指導をし、

Bクラスには特にそう言った指導はしなかったんだそうです。

 

すると3年後…

Aクラスの子は身長も胸囲も体重もBクラスより伸びたそうです!

 

そして、知能テストで
Bクラスの女子の平均知能指数は105であったのに対し
Aクラスの女子はナント122になったそうです!

 

食べ方や咬むこと成長や学力にも影響が出るのは驚きです!!

 

 

 

 

 

 

 

最後に、8020運動をご存じでしょうか?

 

20本ご自分の歯が残せれておれば、食べたり、しゃべったり、歌ったりがおよそ支障なくでき、豊かな人生が歩めます

80歳で20本ご自分の歯を残しましょう!という歯科医師会の運動です

5525運動という運動もあります。こちらは50歳で25本ですね。

 

先程の8020運動は全国の歯科医師会で進めている運動でして

こっちの5525運動の方は、広島県の歯科医師会が進めている運動なんです。

今は平均寿命の他に
健康寿命という言葉も使われています。

小さい頃から20回咬んで
5525
8020
を達成し
豊かで実りある人生を手に入れて欲しいです。

 

 

ページトップへ